予防歯科について
Q1:予防歯科という言葉をよく聞きますが、痛みがなくても歯医者さんに行くのですか?
A:歯医者さんは痛くなってから通うもの、と思われている方もいますがそれでは手遅れです。歯の大切さを真面目に考えてみましょう。痛くなってから歯医者さんに通い続けて歯を失っていくのと歯の健康のためにメンテナンスをして生涯自分の歯で食べられるのではどちらが幸せでしょう。松井歯科医院では生涯皆様の歯と口の健康を守り続けたいと考えて予防歯科を実践しています。
Q2:子供はいくつになったら歯医者さんに連れていけばいいですか?
A:赤ちゃんは一般的に生後6ヶ月頃に下の前歯から生え始め、3歳頃にほぼすべての乳歯が生え揃います。歯が生えていないときから飲食について、歯磨きについて、歯並びの育成について知っているのが良いと考えます。松井歯科医院ではお子様が生まれたら早い段階で口腔育成の立場でアドバイスしたいと考えていますので、1歳前でも大丈夫です。
虫歯について
Q3:しっかり歯磨きしているつもりですが、虫歯になるのはなぜですか?
A:虫歯は原因となる細菌の数や量、飲食の回数と内容、歯の強さや歯並び、そして唾液の量と質などが様々に関係しています。歯磨きはその原因の一部に対しての対応ですので、それだけで虫歯予防はできません。まず、ご自分が虫歯になりやすいかどうかリスクを知って対策を図ることから始めましょう。松井歯科医院では初めての方には虫歯や歯周病のリスクを知る唾液検査をオススメしています。
Q4:虫歯が多くて歯医者さんに行くと怒られそうで怖くていきづらいです。
A: よく歯医者さんに「怒られた」という人がいます。それでは不安で歯科医院に行きづらいですね。松井歯科医院では初めにお口の中を全体的に調べて、気づいていない問題がないかを説明しています。そこで一緒に解決していくために治療の段階を無理なく継続的に通えるように考えて一緒に健康な口にしましょう。
Q5:これまで歯医者さんに行くと銀歯だらけになってしまいました。なにか方法はありませんか?
A:歯の治療では前歯と奥歯で治療方法が異なります。一般的に前歯で小さな虫歯は白いプラスチックの詰め物が主流となります。また奥歯では保険治療では銀歯になることが多いですが、最近では条件が合えば白い被せ物も可能となりました。ただ見た目だけではなく、きれいで虫歯になりづらく、長持ちしてほしいと思うと自由診療の白い歯が利用できます。
自分の歯(体)のことです。どのような治療を希望されるのか、事前に確認するとよいでしょう。
歯周病について
Q6:しっかり歯磨きしているつもりですが、歯周病と言われました。歯磨きだけでは歯周病を予防できないのですか?
A:歯周病は歯周ポケットと言われる歯ぐきの隙間が広がって歯を支える顎の骨が溶けていく病気です。原因は細菌や噛む力、体の抵抗力などが様々に関連しています。細菌は歯ぐきの上や歯周ポケットの中に存在していますが、歯ブラシだけでは中の細菌はきれいにすることができません。歯科医院でしっかりと診断してもらって治療してもらうことが大切です。
Q7:家族から口臭がある、と言われて、気になります。
A: 口臭の原因は歯周病だけでなく、舌の汚れ、鼻や喉の病気、胃腸の病気から来ることもありますし、お子様では活発な新陳代謝からくることもあります。まず、しっかりとお口の中を検査してもらって正しく治療を受けてみましょう。歯周病の場合には治療とメンテナンスが大切になります。定期的に口の中全体と歯磨きのチェックのために歯科医院を受診されることが大事です。
歯並びについて
Q8:子供の歯並びが気になります。どのような治療方法がありますか?
A:お子様の4人中3人が歯並びや顎の発育不全の問題があります。そしてその問題は放置すれば悪化し、将来永久歯を抜歯する矯正になりかねません。まずは原因を考え、それに沿った治療方法を提案します。代表的な矯正治療方法として取り外し式の機能矯正、またブラケットという固定式の矯正などがありますが、その適応症に応じて変わります。
その他
Q9:歯医者さんに行きたいのですが歯の治療費が気になって、心配です。
A: 治療費については、現在は基本的に健康保険で多くをカバーできます。但し健康保険とは疾病があって初めて保険対象になるという原則があります。ですので、疾病ではないもの、審美に関わるもの、より良い技術、材料などを使用したい場合には自由診療になりますので、事前に歯医者さんと相談して下さい。
Q10:歯を失った場合、どのような治療方法がありますか?
A: 歯を失うということはとてもつらいことです。体で指がなくなったらとても不自由ですね。私達は齒がなくなるということはそれぐらい重要なことと考えています。その場合にはブリッジ、入れ歯、インプラントという3通りの治療の選択肢から選ぶことになります。各々の治療方法はお口の状態によって適応が決まりますので、歯医者さんで相談して下さい。
Q11:歯を白くしたいと思いますが、どのような方法がありますか?
A:歯の色が気になる原因として、変色と着色があります。変色というのは何らかの原因で歯が黒ずんだり、茶色がかったりする状態ですし、着色というのはタバコのヤニ、茶渋、ステインなどがついた状態です。
そのため歯を白くしたい場合、変色にはホワイトニングや審美治療が有効ですし、着色の場合にはクリーニングが有効です。
Q12:高齢で歯医者さんに通院することができなくなって、食べられなくなって困っています。
A:高齢になり、何らかのご病気などで歯科医院に通院できなくなる方もいます。その場合訪問歯科診療、訪問口腔ケアを受けることができます。
私達が患者様のご自宅や施設などへ訪問して、歯の治療や口腔ケアを行いますので、お困りの場合は松井歯科医院までご連絡下さい。